この記事はこんな人に向けて書いています
- サックスを買いたいけれど、どのメーカーがいいかわからない
- とりあえずどんなメーカーがあるのか知りたい
こんにちは!かをるです。
音楽で盛り上がっていますか?
サックスを買いたいと思っているそこのあなた!
とサックス吹きなら誰もが必ずしもぶちあたる壁に今ぶちあたっていませんか?
楽器というものは高価なものです。
しかも大事にあつかえば一生使える相棒になりえます。
そんな大事な相棒の買い物の時は慎重に選びたいですよね?
この記事を読むと
- サックス3大メーカの特徴がわかる
- 買うときのポイントがわかる
ということでそんな大事な買い物のお手伝いをしたく、今回はサックスのメーカーごとの特徴や購入時に気をつけた方がいいことを解説します。
※3大メーカのみご紹介
目次
Y A M A H A(ヤマハ)
YAMAHAが向いている人
- 完全初心者〜プロ
- 安定した音程、音色、操作性を求める人
YAMAHAが販売している種類
- ソプラノサックス
- アルトサックス
- テナーサックス
- バリトンサックス
特徴
まずは日本が世界に誇るメーカー。Y A M A H A
高価格なものはもちろん全て“日本製”ですので一番安いモデルでもかなり高品質でとても信頼できるメーカーです。
操作性はもちろん全てのモデルで安定的な音程・操作性を実現しています。
さらにそのモデルにはクラシック向けやジャズ向けといったジャンルによって合う楽器を出していますので、自分にあったジャンルの楽器を買うことができます。
価格
Y A M A H Aはリーズナブルな低価格なものから、高価格なものまで様々なモデルを出しています。
一番安いものは14万円で高いものだと100万以上します。
ゆえに、Y A M A H Aのサックスは超初心者〜プロといった幅広いレベルの人から信頼され愛されています。
さらにそのモデルにはクラシック向けやジャズ向けといったジャンルによって合う楽器を出していますので、自分にあったジャンルの楽器を買うことができます。
YAMAHAのサックスを買うときの注意点
特にありません。笑
しいて言うなら、一度試奏してみて音程や操作性がおかしいと思ったらやめときましょう。
まぁコレは全てのメーカー、楽器に言えることですが。
逆にそれほど個体差が少なくどの楽器を買っても正解なのです。
個人的な感想(※ここ読んでほしい)
Y A M A H Aに対しての個人的な感想ですが、
・圧倒的な安定感
“当たりハズレがない安定したメーカー”
コレにつきると思います。コレはいい意味でも悪い意味でも。
理由ですが、いい意味から説明します。
いい意味
- まずどれを選んでもハズレがない
- Y A M A H Aほど音程や操作性が安定したメーカーはない
普通は楽器を選ぶ時は必ず試奏をします。なぜなら当たり外れがあるからです。
ですがY A M A H Aの場合、ハズレなんてめったにないので初心者の方が一人で楽器を買いに行っても全く問題ありません。
次に悪い意味の説明です。
悪い意味
- ハズレは無いが当たりも無い
Y A M A H Aはその巧みな技術力で全ての楽器をマニュアル通りに完璧に作り上げられています。
しかしそれが逆に名器を生み出すのに邪魔になっているのです。
僕自身もY A M A H Aの楽器を試奏したことがあります。
良い楽器だとは思ったのですが、それまでなんです。
「もうちょっとこう、来て欲しい・・・」
って思いました。
しかし、この悪い意味は個人的に思うだけで、総合的には素晴らしいメーカーだと思います。
特に最上位モデルの875EXはとても素晴らしい楽器です。
ひびきはとても豊かで、奏者の心を表現してくれます。
初心者の方は迷ったらY A M A H Aを選んでおくことをオススメします。
下のボタンからYAMAHAの公式ページに行けますので、一度のぞいてみてください。
Y A N A G I S A W A(ヤナギサワ)
ヤナギサワが向いている人
- サックスを吹いたことがある人〜プロ
- ヤナギサワ特有のまろやかな音が欲しい人
ヤナギサワが販売している種類
- ソプラニーノサックス
- ソプラノサックス
- アルトサックス
- テナーサックス
- バリトンサックス
特徴
続いてはサックス専門のメーカー、ヤナギサワです。
ヤナギサワはサックス関連しか作っていない専門メーカーなので、
サックス作りのプロ中のプロです。
重要
ヤナギサワの1番の特徴としてサックス本体の材質の一つに“ブロンズ”という材質があることです。
“ブロンズ”その名の通り銅が混ざっており、サックス本体の色も少し赤みをおびています。
この“ブロンズ”加工が素晴らしく、音色は普通の“ブラス”加工より特に優しくまろやかな音になりクラシック(吹奏楽)では抜群の威力を発揮します。
さらにどこまでも響いてゆきホールではかなり気持ちよく吹くことができます。
ヤナギサワのモデルの中で一番高いA-WO37(通称シルバーソニック)はヤナギサワの最高傑作と言われるモデルです。
本体はゴールドとシルバーの2色でできており、そのどちらもの金属の特性を極限までに引き出すことのできているモデルです。
その代わり、値段はアホみたいに高いです。
お金に余裕がある人は買ってみてはいかがでしょうか?
価格
ヤナギサワの価格帯は28万〜100万以上
一番安い値段で28万円なので、
今からサックスを始めようと言う人が買うにはちょっと高く感じますね。
しかしさすがに28万円もすると一番安いモデルといえど、しっかりとした響きをもち楽器自体は軽いです。
ゆえに一番安い楽器でも初心者から上級者まで幅広い人に使えます。
ヤナギサワのサックスを買うときの注意点
ヤナギサワはYAMAHAと違ってたまに音程があまり優れていない楽器がありますので、このメーカーを買う時は必ず試奏して音程があっているかどうか確認してください。
あとよほどのこだわりがある人や、「これ以上は絶対お金出せない」と言う人以外はブロンズ加工の楽器を買いましょう。
個人的な感想
ヤナギサワに対しての個人的な感想です。
何度も言うように、“ブロンズ”仕上げがとても素晴らしい仕上げになっています。
Y A M A H Aも真似すればいいのにと思うほど。
なのでヤナギサワのサックスを買う時は“ブラス”仕上げではなく“ブロンズ”仕上げにすることを強くお勧めします。
ヤナギサワはジャズというよりはクラシック(吹奏楽)の方が演奏には向いていると思います。※個人的な意見です。
下のボタンからヤナギサワの公式ページに行けますので、一度のぞいてみてください。
Selmer(セルマー)
セルマーが向いている人
- 中級者〜プロ
- 抵抗力が強いパワフルな音が欲しい人
ヤナギサワが販売している種類
- ソプラニーノサックス
- ソプラノサックス
- アルトサックス
- テナーサックス
- バリトンサックス
- バスサックス
特徴
続いてサックスメーカーの王者セルマーです。
先ほど紹介したYAMAHAとヤナギサワはどちらも日本の企業で日本製です。
しかしこのセルマーはフランスのメーカーです。
つまり海外のメーカーなのに有名なのでそれだけ特徴もあります。
まずセルマーの1番の特徴は海外のメーカーだけあって、
重要
“海外の人の体格に合わせて作っている“ことです。
YAMAHAとヤナギサワは日本のメーカーですので、当然日本人の体格に合わせて作られています。
海外の人の体格は日本人の体格に比べて大きい傾向にあります。
体格が大きい=肺活量も多い
ということになります。
セルマーは肺活量が多く必要な代わりに、大きい音やどこまでも響く音が出るサックスを作っているのです。
体格が大きい海外の人を意識して作っているということは、キーの幅も広いということです。
なので、手が小さい人がもしセルマーのバリトンサックスを吹こうとすると、指が届かなくて楽器が吹けない可能性があります。
またセルマーは多くのジャズプレイヤーから親しまれています。
しかし、クラシックプレイヤーでセルマーのサックスを使っている人も世界中にいます。
なのでセルマーは一台でジャズにもクラシックにも対応可能なマルチなメーカーと言えるでしょう。
価格
セルマーの価格帯ですが40万から200万前後です。
ヤナギサワの一番安い価格で28万だったのに対して、セルマーの一番安い価格は40万!
初心者の方が手を出すにはかなり高い値段だと思います。
さらにセルマーのモデルは主に2種類あります。
それはシリーズⅡとシリーズⅢです。
それぞれの価格は以下の通りです。
シリーズⅡ | シリーズⅢ |
55万円 | 66万円 |
普通に買おうとしたら、ここまで値段がします。
しかし、なぜここまで高いのかというとブランド力もあるでしょうが、輸入にかかるお金もかなりかかる為だと思います。(フランスで買ったら安いのかも)
なのでセルマーの楽器を使っている人は大体中級者からプロの人たちです。
セルマーのサックスを買うときの注意点
セルマーは当たりハズレが激しく、ハズレた時はショックですが、当たった時はあなたの一生の相棒として活躍することでしょう。
ですのでセルマーのサックスを買う時はしっかり試奏して慎重に選ぶことをオススメします。
個人的な感想
セルマーに対しての個人的な感想です。
先ほど説明しましたが、セルマーは海外の人の体格に合わせて作られていますのでかなり肺活量が必要です。
逆に肺活量に自信がある人はセルマーを選ぶことをオススメします。
先ほど「セルマーには主に2種類あります」
と説明しました。
シリーズⅡとシリーズⅢですね。
正直に言うと、安い方のシリーズⅡの方がオススメです。
シリーズⅡの方がいい理由
まずシリーズⅢは楽器自体軽く作られていて、シリーズⅡよりは楽に吹くことができます。
しかし同時に、音の重みも軽減されてしまっていて「高い割にこの音かぁ〜」となってしまいました。
なのでシリーズⅡは楽器も少し重いですが、音にも重みを感じることができ、重厚な音を出すことができます。
また、セルマーは過去にmarkⅥと言う名器を出していますのでコレからも名器を出す可能性が高いです。
今後に期待ですね!
下のボタンからセルマーの公式ページに行けますので、一度のぞいてみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回はサックス御三家と呼ばれる”YAMAHA”、”ヤナギサワ”、”セルマー”をご紹介しました。
まとめてみましょう。
YAMAHA
- 値段は14万〜100万以上
- 超初心者でも安心の安定性
- 当たりハズレが無い
- クラシックもジャズでも活躍
ヤナギサワ
- 値段は28万〜100万以上
- ブロンズ加工がスバラシイ
- 当たりハズレがあるので試奏必須
- 主にクラシックで活躍
セルマー
- 値段は40万〜200万
- 息を多く入れないと行けない分パワフルな音
- シリーズⅡよりシリーズⅢの方がオススメ
- クラシックでもジャズでも活躍
今回紹介したメーカー意外にもいくつかメーカーはありますが、
よほどのこだわりや、お金が苦しい以外は買わない方が良さそうです。
最低でもYAMAHAの一番安いモデルでいいのでYAMAHAを買いましょう。